このブログでも度々お伝えしていますが私はサッカーのイタリア・セリエAに所属するユベントスというチームが大好きでして、それが高じてサッカーのイタリア代表も好きです。
そんなイタリア代表、ピーンチです!
カタールW杯ヨーロッパ予選、グループ首位通過を逃しプレーオフに。
ここでは詳細は割愛しますが、グループ首位であればW杯出場が確定だったところ、プレーオフに回ることで相当タフな状況になります。
ガンバレ!
このイタリア代表がプレーオフに回ったニュースは世界中で驚きを持って迎えられていますが、実はイタリア以外にも、W杯行きを決めると思われていたチームがプレーオフに回りました。
ポルトガル!
あのクリスティアーノ・ロナウドがいるポルトガルです。
今シーズンは退団してしまいましたが、ユベントスに来てくれたことで私は大好きになりました。W杯にはぜひ出てほしいなぁと。
何が心配って、イタリアとポルトガルがプレーオフで当たらないことを祈るばかり・・・
さて、前段はこの辺りにして、今日は久しぶりににわかワイン講座。
今回はポルトガルワインを知ったかぶります。
このシリーズが久しぶりすぎて100人中100人の方が「???」だと思いますが、ワインに関するトピックをピックアップ(今は国ごとに紹介中)して、誰もがにわかワイン通になれるような広く浅い知識を気の向くままに書き連ねる不定期のシリーズ記事です。
目安としては
事前知識が全くない方でも、この記事を読んで頂くことで
・その国のワインについてちょっとだけ興味が湧き
・その国のワインをちょっとだけ飲んでみようかなぁってなる
くらいのレベル感を狙っています。
偉そうなこと言う割に、前回の記事から5か月も空いてるだろーがっ!!
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ポルトガルってどんな国?
ポルトガルはヨーロッパ大陸の西端、イベリア半島に位置する国です。西側には大西洋が広がります。
人口約1,000万人、国土面積は日本のおよそ4分の1。ワインの製造量は順位変動が割とありますが、基本的に11位~13位あたりをウロチョロしている感じですね。
世界で11番目にワインを造っている国ですから、言わばワイン大国です。
どんなワインが有名?
ポルトガル本土のワイン産地マップをざっくり分けるとこんな感じです。
ヴィーニョ・ヴェルデ
北西部の青い丸印のあたり、ヴィーニョ・ヴェルデという地域では白ワインが有名です。
ここの白ワインは超絶フレッシュ!アルバリーニョというブドウのものや、複数のブドウをブレンドしたものもありますが、とにかく瑞々しくて爽快感抜群!
スカッとしたい時に、ぜひ飲んで頂きたいワインです。(ソーヴィニヨン・ブランの白ワインと傾向は似てます。ヴィーニョ・ヴェルデのワインの方が少し穏やかかなぁという気もしますが)
ちなみに言うとこのヴィーニョ・ヴェルデの上、スペインのリアス・バイシャスという地域でもアルバリーニョの栽培が盛んで、美味しいワインがたくさん造られています。
ポルトからリスボンにかけて
中南部の赤い丸印のあたり。
赤ワインが多く造られています。
スペインで有名なテンプラニーリョ(ポルトガルでの呼称はティンタ・ロリス)というブドウのほか、他の地域ではあまり聞かない土着品種(その国や土地ならではのブドウ:トウリガ・フランカ、トウリガ・ナショナル、カステラオン、バガ、・・・などなど)が多く、これらを上手くブレンドした赤ワインが日本でも多く流通しています。
一般的な傾向として、ポルトガルの赤ワインは濃厚でブドウの凝縮感が強いものが多いです。かといってあまり辛味が強いわけでもないので結構馴染みやすい!
1,000円前後のものからたくさんあるので、見かけたら手に取って頂けたらと。
ポルトといえばポートワイン
ポルトのあたり、地図上の茶色い丸印の地域ではポートというワイン(ポートワイン)の製造が盛んです。右側の茶色い丸印(内陸部)でブドウを栽培し、沿岸部に運んで熟成させます。沿岸部の方が涼しくて熟成環境に適しているため。
ポートワインは酒精強化ワインと言って、ブドウを発酵させている最中にスピリッツを加えて発酵を止めて造る高アルコールの甘口ワインです。
甘口で高アルコール。寝酒には最高!(笑)
高アルコールといっても15~20%。甘みも手伝って飲みやすいですよ。
フルーツやスイーツとも合います!また、普通のワインよりも保存期間が長いのもありがたいですね。冷蔵庫に入れていても1ヶ月くらいは味が落ちません。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
ポルトガルってそんなにワイン造ってるんだ!ということだけでも知って頂くと、今後のワイン選びが楽しくなると思いますが、今回の記事のまとめです。
・北部(ヴィーニョ・ヴェルデ)の白ワインはフレッシュで美味!所長が個人的に好き♡
・赤ワインも白ワインもお手頃価格のものが多い
・ポートは寝酒に最高
・ポルトガルもイタリアも来年のW杯出てほしいガンバレ!!
ちなみにポルトガルはヨーロッパの中で一人あたりの魚の年間消費量が世界第6位(日本は5位)、また一人あたりの米の消費量はヨーロッパ最大なので、日本と食文化が似ているといえます。
そんな国のワイン、日本の食事にも合うような気が・・・しません?
ちなみに、世界中で流通しているワインのコルク、この約50%はポルトガル産なんです。どこかで小話のネタにどうぞ~。
よろしければ今夜のお供にポルトガルワイン、いかがでしょうか。
それでは皆さま、本日も良い一日をお過ごしください。
ご興味ありましたら、前回の記事もどうぞ。