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第1回にわかワイン講座 ~ワイン造りが盛んな国~

ワイン

つい先日年が明けたと思ったらもう2月。年齢を重ねるにつれ、時間の流れがどんどん速くなってきている気がします。今日はこれをやってあれをやって・・・と朝立てた計画がまあ~思い通りに進まない!!時は金なりとはよく言ったものです。(とはいえ、これは私のポテンシャルに因るところが大きいのですが・・・)

さて、今日からは当サイトの目的である「ワイン初心者の方のためにわかりやすい情報を発信してにわかワインファンを増やす!」を推進すべく、にわかワイン講座と題したワインの豆知識を発信していきます。他記事の合間を縫いながらの不定期発信になりますが、私がたった1年前、まだワインに全く興味が無かった頃を思い返しながら、堅苦しい専門用語を極力使わずにお伝えしていきます(ビギナーの、ビギナーによる、ビギナーのためのワイン講座です)。よかったらお付き合いください。

さて、第1回のテーマはワイン生産国について。

ワイン生産国と聞いてイメージされる国は様々かと思いますが、おそらく大抵の方は「フランス」をイメージされているかと思います。フランスはそもそもヨーロッパ最大の農業国でもありますし、毎年世界トップ3に入るワイン生産量を誇っています。

ここで少し違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれませんが、フランスは毎年世界で「トップ3に入る」ワイン生産量を誇っているのであって世界トップのワイン生産国というわけではないんです。

実は今現在、世界で最もワインを生産している国はイタリア。まあフランスは僅差の2位に付けているので、今後順位が鍔迫り合い的に入れ替わることも考えられますが、フランスはNO.1 ではないんです。ちなみに3位はスペイン、4位アメリカ。5位以下になると毎年順位が変動しますが、オーストラリア、アルゼンチン、中国、南アフリカ、チリ、ドイツといったあたりがTOP10の常連です。

少し話がそれますが、もう一つ意外なデータをご紹介します。日本国内におけるワイン流通量。今度こそフランスが1位かと思いきや、2位なんですね。1本ウン十万~ウン百万円の高級ワインがたくさんあってあんなに「ワインといえばフランス」のイメージがありながら、実は無冠の帝王(!?)だったりするんです。では1位はというと意外にもチリ!世界で一番細長いあの国です。ワイン自体の価格が安いので輸入しやすいこと、さらに輸入時の関税がかからないことが主な要因と言われています。もしよかったら、今度お近くのスーパーやディスカウントストアでワインの棚を見てみてください。500円レベルの安価なワインは、比較的チリ産が多いことを何となく感じてもらえるかと思います。

さてワイン生産量に話を戻しますが、上述したTOP10の国々には実は共通点があります。

基本的にワインはブドウから作られる(※ブドウ以外の果物から作った美味しいワインも多々ありますがここでは便宜上ブドウとします)のですが、ブドウは脆く腐りやすく長距離輸送に不向きなので、ブドウ栽培地の近くでないと良いワインは造れません。つまりワイン生産が盛んな場所≒ブドウ栽培が盛んな場所ということになります。そしてそのブドウがよく育つ場所というのが北緯30度~50度および南緯30度~50度のエリアと言われています。そこを外れると栽培が難しいといった方が正しいかもしれませんが。

10ヶ国は全て、その範囲内に位置する(国土を有する)国なんです。

自作ゆえ雑な図でスミマセン・・・

敢えて超絶適当な捉え方をしますが

北半球だと日本とほぼ同緯度に位置する、そこそこ経済規模が大きそうな国(フランス、イタリア、スペイン、アメリカ、中国、ドイツ)南半球だと何となく面積が大きそうな国(オーストラリア、南アフリカ、チリ、アルゼンチン)ではワイン造りが盛んなんだなぁというイメージを持って頂ければ結構です。もちろんTOP10に入っていなくてもこのエリアに位置する国々ではワインが造られています。見ての通り日本も当該のエリア内ですし、北海道から沖縄までワイナリーが存在しています。

旅行に行ったことがあるから・・・

好きな有名人がいるから・・・

逆に、今までの人生でこの国に全く馴染みがないから・・・

きっかけは何でもいいと思います。ワイン選びに迷ったとき、生産国から絞ってみることで、選びやすさや選ぶ楽しみが少し出てくるのではないかと思いますので、ご参考にして頂けたらうれしいです。

それでは週の始まり月曜日もあと少し、皆さま良い1日をお過ごしください。私はこれから残りの仕事を片付けて、保育園のお迎えに行ってきます。

コメント

  1. […] シャルドネは白ワイン用ブドウの中では世界中で最も多くの産地で栽培され、またワインとして流通しているブドウです。以前の記事で紹介した世界TOP10のワイン生産国のほぼ全ての国で栽培されています。どこのワイン売り場に行っても、そして(一部の例外を除き)どこのレストランに行ってもシャルドネのワインはあります。 […]

  2. […] 以前の記事でも触れた通り(よかったらそっちものぞいてみてください)、現在世界で最もワインを生産している国は実はイタリアでして、2015年頃から世界一をキープしています。それまでの1位はフランスでした。 […]

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