暖かくなってきましたね。
寒くなくなるのは嬉しいんですけど、ベランダで洗濯物を干すとヤツらがご挨拶に来るようになったのはちょっと・・・
虫が超苦手です…
さて。
ワインを少し飲んでわかったような気がしてくると、買い物をする時にも
「今日はこのブドウ品種のワインを買ってみよう」
みたいに予めイメージをして買いに行くようになります。
そしてブドウの品種や産地がわかれば「あぁ、これはきっとこういう味だろうな」という見当もついてきます。もちろん、そのワインの個性により想像と違うこともあるけれど…
そんなことを言いながら私、不肖・にわか所長、まだ“掴み切れていないブドウ”があります。
テンプラニーリョ。
スペインでは最も多く栽培されている黒ブドウ。国を代表する品種です。
最近はコンビニやスーパーでもたいてい置かれるようになってきた“メジャー品種”。
このブドウがですね、難しいんですよ。←個人的に、ですよ。
一般的には「キイチゴやサクランボのような香りがする、やや軽め~中程度のボディを持つワイン」なんですけど、
個人的にはワインごとに結構味が違うような気がしています。
言わば、“テンプラニーリョのワインを飲んで「ああ、いかにもテンプラニーリョだな」って感じたことが無い”という…(焦)
「ブラインドティスティング(ラベルを見ずに味見をし、品種も含めてどんなワインかコメントすること)をしてもテンプラニーリョって答える自信無いな」と、いつも思うのです。
修業が足りないんだろーが!!
そうですね。修行を積みます。
そういえば。
テンプラニーリョっておもしろくて、異名がたくさんあるんです。
地域によって呼び名が変わる、というやつですね。
例えばピノ・ノワールは、ドイツでは“シュペートブルグンダー”という名前になります。
シラーはオーストラリアでは“シラーズ”と呼ばれます。
こうした形で、国が変われば呼び名が変わる、というブドウはちょいちょいあるんですけど、
テンプラニーリョは、
- スペイン北部_ティント・フィノ
- スペイン中部_センシベル
- スペイン東部_ウル・デ・リュブレ
- スペイン西部_ティンタ・デ・トロ
- マドリード近郊_ティンタ・デ・マドリード
- ポルトガル北部_ティンタ・ロリス
- ポルトガル中南部_アラゴネス
スペイン国内だけでも呼び名がたくさんあって
そもそも異名多すぎ!!(笑)
資格試験を目指す人の鬼門にもなっています。
あと、感づいた方もいらっしゃるかもしれませんのでダメ押しをしておきますが、
テンプラニーリョのこと、たいていの人は「テンプラ」って略してます。
日本人としてはこれ、親しみやすいですよね (^_^)
これからの少し暖かい季節、ミディアムボディ(重すぎず軽すぎず)のテンプラニーリョは合うと思いますので、よかったら手に取ってみてください。
ハムと合わせて、優勝です!!
それでは皆さま、本日も良い一日をお過ごしください。