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第9回にわかワイン講座 ~イタリアを知ったかぶる Vol.2~

ワイン

去年と今年はお花見が満足にできないという制約も手伝って、桜の美しさが例年以上に際立っていたように感じたのは私だけでしょうか。

来年はみんなが楽しくお花見ができる世の中になっていますように。

とはいえ私は花粉症にかかって以来、お花見を殆どしなくなりました。みんなで集まって桜を見ながら食べたり飲んだりすることは好きですが、いかんせん辛すぎて・・・

花粉症をお持ちの皆さん。お花見シーズン、どうされていますか?

さて今日はにわかワイン講座9回目。「イタリアを知ったかぶる・後編」です。

とにかく全体概要を掴んで知った風を装うのが難しいイタリアワインについて、前回から少しだけ掘り下げて有名な産地と有名なワインについてご紹介します。日本一やさしいワイン情報サイトの名に恥じないよう、簡潔にまとめます。

日本一○○って、若干言ったもん勝ちみたいなところありますね・・・



有名なワイン産地は??

イタリアでは全ての州でワイン造りが盛んにおこなわれています。だからホントは結局どこの産地も有名なんですが、その中でも半ば強引に絞り込むとこのあたりというイメージで、覚えておくと便利かと。

トスカーナ州

花の都フィレンツェを州都に持つイタリアで最も有名なワイン産地←「最大の」ではなく「有名な」です前回の記事で登場したイタリアの有名な黒ブドウ「サンジョヴェーゼ」の名産地です。ちなみに州全体で生産されるワインのうち9割近くが赤ワインです。高級ワインから日常用のリーズナブルなワインまでラインアップは様々。フランスでいうとボルドーのイメージです。(高級~カジュアルまでラインアップが豊富で生産量も多い)

ピエモンテ州

2006年に冬季オリンピックが行われたトリノがある州です。トスカーナ州とともにイタリア二大銘醸地の一つと言われています。ピエモンテはどちらかというと高級ワインの生産が有名。量は無いけどネームバリュー抜群、といったところ。ちなみに私はトリノにあるユベントスというサッカーチームの大ファンです。←どうでもいいですね。スミマセン。

ヴェネト州

イタリア最大のワイン生産量を誇る地域です。どちらかというと非高級ワインをたくさん作っています。トスカーナ州やピエモンテ州では赤ワインの生産が多いんですが、ヴェネト州は全体の8割程度が白ワインです。ヴェネトのワインはスーパーでもよく見かけます。

プーリア州

州別生産量ランキング2位、南イタリアでは1位です。ヴェネト州と同じで非高級ワインが多いです。ワインだけでなく、オリーブオイルの生産も盛んです。

ロンバルディア州

「ミラノがある州」というと都会のイメージが強くなりがちですが実はワインの銘醸地。生産量ではトップクラスではないものの、(後ほど説明しますが)有名なスパークリングワインを輩出しています。

有名なワインは??

キャンティ・クラシコ(赤)

トスカーナでサンジョヴェーゼから造る有名なワイン。

ちなみに同じトスカーナ州で同じような名前の「キャンティ」というワインがあり、こちらは高級なものから1,000円程度で手に入るものまで様々です。いずれも牛肉との相性が抜群です。

バローロ(赤ワイン)

「イタリアワインの王」と称されるピエモンテ州のワイン。歴史も古く、古くからイタリアワイン格付けの最上位に位置します。ネッビオーロというブドウで造られています。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(赤ワイン)

バローロが王であるのに対し「イタリアワインの女王」と呼ばれています。これはキャンティ・クラシコと同じく、トスカーナ州のサンジョヴェーゼから造られるワイン。

フランチャコルタ(スパークリングワイン)

ロンバルディア州で生産されるイタリアで最も有名なスパークリングワインです。イタリアワインにこだわるイタリアンであれば、たいていメニューにあります。イタリアで言うところのシャンパン的な位置付け。レストランでは1杯1,000円くらいから提供しているところもありますので、もし見かけたら試してみてください。

ボルゲリ・サッシカイア(赤)

イタリアは土着品種(国際的に有名なものではなくその土地ならではのブドウ)が多いんですが、このボルゲリ・サッシカイアはカベルネ・ソーヴィニヨン等の国際品種を使って造られる赤ワインです。イタリアにおいては斬新なワインという位置づけ。



という感じで有名なワインをいくつか列挙しました。基本的に赤ワインの知名度が高いですね。

ちなみに、どれも家飲みに使うにはちょっとお高め。安いものでも1本4,000円程度です。そういう意味では、贈り物にはちょうどいいかもしれません。

なお、上で挙げたワインですがワインの名前と言いながら基本的には産地の名前です。例えばひとくちに「バローロ」と言っても、Aさんが造ったバローロもありますしBさんが造ったバローロも・・・と相当な数があります。なのでモノによって値段にも幅があるんです。

この話(ワインの名前と原産地呼称の関係)は今後のにわか講座で書いてみたいと思います。国によって考え方が違ったりして、ややこしいんですけどね・・・


それでは今週もあと少し。皆さま本日も良い一日をお過ごしください。

私は午前中で仕事を終え、長女の集団健診(行政主催のやつ)へ同行してきます。
以前長男を連れて言った時の経験上、待ち時間が超絶長くなる見込みが立っているので今からちょっと憂鬱・・・早く終わりますように。

コメント

  1. […] 超絶長い待ち時間が懸念された先週の長女の集団健診(前回記事参照)ですが、コロナの影響もあって人数を絞ったのか、当初の想定よりも待たずに受診することができました。それでも受付から帰るまで90分ほどかかりましたが・・・長男の時の経験から120分と見込んでいたので上出来です。 […]

  2. […] 以前の記事でもご紹介したバローロ。イタリアワインのキングなんです。※「イタリアワインの王」という異名を持ってます。 […]

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