在宅勤務が増えてくると、コンビニに行くだけでもワクワクしますよね。ついついおやつを買ったり、スイーツを買ったり。昔はこんなことあり得なかったのですが、最近はフラッとコンビニに行った時にお会計が1000円を超えることも増えてきました。今はいいのかもしれないけれど、コロナショックが終わって日常が戻った時に以前の水準にきちんと戻せるか、少し不安な今日この頃です。
さて、今日は第4回にわかワイン講座「赤ワイン用ブドウの種類」です。
前回の白ワイン用ブドウ品種の記事において、世界1000種類以上のワイン用ブドウ品種がある中で白ワインにおいては、たった3つのブドウを覚えるだけで十分とお伝えしました。
今回は赤ワイン。白ワインよりも品種もたくさんあるのですが・・・
はい、わずか4種類にまとめました。白より1種類増えてしまいました。すみません。
これだけ覚えれば、あなたも立派なワインファンです。
それでは、その4種類についてわかりやすく紹介していきます。なるべくわかりやすい言葉で進めますので、読んで頂けたらうれしいです。
カベルネ・ソーヴィニヨン
フランスのボルドー(←フランスで1、2を争うワイン産地)をはじめ、世界中のブドウ産地で栽培されているブドウです。世界で最も栽培面積が大きい(たくさん作られている)ワイン用ブドウ。カベルネ・ソーヴィニヨンから造られたワインは、おそらくどこのワイン売り場に行っても発見できると思います。
色は少し濃いめの紫で、渋みもありますが、甘みもちゃんとあります。ボルドーの他だとアメリカやチリ、南アフリカなんかで盛んに栽培されています。
いわゆる「ザ・赤ワイン」という感じですね。
メルロ
世界で2番目の栽培面積を持ち、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンと同じくフランス、イタリア、チリをはじめとして世界中で栽培されています。日本でも長野県をはじめ各所で栽培されています。特徴は概ねカベルネ・ソーヴィニヨンと同じですが、渋みがそれなりにあります。なので他のブドウとブレンドされることもしばしば。カベルネ・ソーヴィニヨンと同じ条件で栽培がしやすいため、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培が盛んな場所ではメルロも栽培されている場合が多いです。
ピノ・ノワール
フランスのブルゴーニュ(←ボルドーと1、2を争うフランスの銘醸地)、アメリカ、ニュージーランド等で有名なブドウ品種。かの有名な「ロマネ・コンティ」はブルゴーニュで、ピノ・ノワールから造られています。赤ワインの色というと紫を想像される方が多いかと思いますが、ピノ・ノワールのワインはもっと明るく、赤っぽい色をしていて、透明度も高いのが特徴です。コクや渋みがあまり高くないので喉をスーッと通ります。因みにこのブドウは栽培が難しいため、ワインの値段は高めになる傾向があります。
飲みやすいのでついつい飲みすぎてしまいます。
なので私の中では、二日酔いになる確率が最も高いワインです。
シラー
フランスやオーストラリア、チリなどでよく栽培されています。色はだいたい紫と黒の間、味も濃くてパンチのあるワインです。何となくトローっとしているというか、カベルネ・ソーヴィニヨンよりもさらに濃いワイン。肉料理やチョコレートによく合います。オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれています。
私は濃い味のポテチと一緒に飲むことが多いです!
もちろん、同じ種類のブドウから造ったワインでも造り手によって様々な違いがでてきますので上記の説明が全てのワインに当てはまるわけではありません。例えばシラーなのに色が淡かったり、メルロなのに甘かったり・・・。
とはいえ傾向を掴む分にはこの考え方で十分。4種類飲み比べてみて好みの味の傾向を見つけることができればベストではありますが、一度にワインを4本も買うのは気が引けますよね。
なので、にわかワインが提案する「最短の好み判別ルート」はこちら。
・まずはカベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでみる ・ちょっと濃いなぁ~ →ピノ・ノワールへ ・ちょっと甘いなぁ~ →メルロへ ・ちょっと薄いなぁ~ →シラーへ
これでおおまかに自分の好みが定まると思います。参考にして頂けたらうれしいです。
では、前回の白ワインも含めた
これだけ知ってればどのお店でもワインが頼めるブドウ品種のまとめ
ブドウの名前 | 色 | 特徴 |
カベルネ・ソーヴィニヨン | 赤 | 赤ワインの王道、酸味と甘みのバランスが良く飲みやすさ◎ |
メルロ | 赤 | カベルネ・ソーヴィニヨンと似ているがやや渋みが強い |
ピノ・ノワール | 赤 | 淡い赤色、高級ワインに多い |
シラー | 赤 | パンチが強く飲みごたえのある濃厚なワイン |
シャルドネ | 白 | 白ワインの王道、アテは何でもOK |
リースリング | 白 | 飲みやすく甘いワインが多い |
ソーヴィニヨン・ブラン | 白 | 柑橘が香る爽快感抜群のワイン |
この7つの特徴を覚えておけば、お店で頼む時には「細かいことはわからないけど○○○みたいな感じのワインが欲しい」と言えば大丈夫。店員さんが優しくオススメを紹介してくれると思います。レストランにせよ酒販店にせよ、ワインに詳しい方は説明をするのが上手な方が多いのでご安心ください!
それでは皆さま、本日も良い1日を、そして素敵な週末をお過ごしください。
コメント
[…] ローヌはシラーというブドウからできるワインが有名。以前のにわか講座でもご紹介したがっつり濃厚な赤ワインになるブドウです。コンビニの板チョコいや別にコンビニでなくても、板でなくてもいいんですけど要するにチョコレートととっても合います。私も就寝前によく合わせて飲み食いしてます。一日の終わりのゆっくり時間にはピッタリです。 […]
[…] ちなみにシラーズは主にオーストラリアでの呼び名でして、フランスや他地域でいうところのシラー。(ご興味ある方は以前の記事参照ください~) […]