3月は別れの季節。
この春は長男が保育園を卒園することが切なくて淋しくて気が重いです。
ところで近所の桜、咲くの早い!もう普通に咲いてる!!
小学校の入学式までに散ってしまいそうで心配です。てか時間的に散るだろうな…
さて、3月といえばワイン界が少しだけザワつく季節でもあります。
JSAソムリエ・ワインエキスパート試験の出願開始
日本ソムリエ協会(JSA)が毎年行っている国内のワイン界では有名な資格試験の出願が、今年も始まりました。出願期間は7月14日16:59まで。一次試験は8月~9月の好きな日を選んでWEB受験です。
ソムリエという資格はワインを飲まない方でもご存じかもしれませんが、ワインエキスパートという言葉はあまり馴染みがないかもですね。
お時間のある方は下記参照↓↓
https://www.sommelier.jp/exam/pdf/2023swe_webyoukou.pdf
試験はこんな感じ。
ソムリエ | ワインエキスパート | |
一次試験 | 筆記(マークシート) | 筆記(マークシート) |
二次試験 | テイスティング+論述 | テイスティング |
三次試験 | サービス実技 | なし |
で、
受験資格についても
- ソムリエはお酒を扱う仕事に一定期間従事している人しか受験できない
- ワインエキスパートは誰でも受験できる
という違いがあるものの
一次試験と二次試験(テイスティング)に限れば試験対策は同じ。
実は私・にわか所長もワインエキスパートの資格は持っています。
来年は現職の従事年数も受験資格に達するので、気が向いたらソムリエを受験してみようかなと思っています。(今の仕事をする上では若干使い勝手が良かったりするので)
そこで、もし今年受験を考えている方がもしいらっしゃれば、私の経験をご参考までにお伝えできればと思った次第。
あくまでもアイツ個人のデータでありアイツ個人の感想です!
というわけで以下、
一次試験、私はこうして切り抜けましたという経験談です。
おそらく、最も手堅く合格できる方法はワインスクールに通うことだと思います。
テキストが整っていて先生の教え方も体系的だし、授業の後にはテイスティングもあるからイメージが掴みやすいです。
私も別の勉強目的で通ったことがありますが、やっぱりわかりやすいです。
ただお金が結構がかかるのがネック。週1回、15回程度の授業で15万円~20万円ほどかかります。
お金と時間があればスクールに行くに越したことはないですが、仕事も不規則だったり、経済的な事情もあったり・・・というところで独学を目指す人もいます。
で、当時の私は
一次試験においては“独学”を選択しました。
理由は恥ずかしながら費用面で躊躇してしまいましたね・・・。
幸い転職モラトリアム期間で時間もあったので、家で講義の動画を見て、問題集を解きまくりました。
使ったツールはこの2つ。
【参考書】
受験のプロに教わる
ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き
まず試験に出願すると必ず送られてくるのが「ここに書いてあることしか試験には出ません」でお馴染みのJSAの試験教本なんですが、
その教本が超絶分厚くて気が狂うほど重たい!
A4版700ページ超!!(笑)
さすがに持ち歩くこともできないし(そもそも全部読めないし!)、少し要点を集約しないと私には無理。
というわけで書店で色々探した結果、この本が一番しっくりきました。
まとまりも良いんですけど、一番役に立ったのが付録のワイン地図帳。
この試験、実は地理の問題が結構出るんですけど、これが薄くて簡単に持ち歩けます。
移動中によく見てました。
今でも仕事の机の隅に置いてあって、時々使ってます!
上のリンクは2022年版ですが、毎年新版が出ます。いつも4月には出てたはずなので2023年版が出たらチェックしてみてください。ぼちぼち出るんじゃないだろうか…
お値段ざっくり4,000円。
【WEBサイト】
ワイン受験.com
これはweb上で講義を見たり問題集や模試を受けられるんですけど、激烈オススメ。
講義の動画は1コマ10~20分程度なのでいつでも見られます。
そして何より魅力的だと思っているのが問題集と模試。
とにかく問題数が多いので、ひたすら解きまくれます。
講義の動画を一周したらあとはひたすら問題集を解き、間違えた問題だけをピックアップして参考書で確認。
ひたすらこれの繰り返しで、気が付くと知識が定着してます。
対策動画を見るのに5,000円/年、問題集を模試(解き放題)に5,000円/年、合計10,000円です。
(大きな声では言えませんが、私が一次試験を受けた時には動画模試問題集込みで5,000円/年でした…)
結局このやり方で“一次試験は”一発合格できました。一次試験は!です。
実際にどのくらい勉強したのか振り返ってみると私の場合は
1日あたり3~4時間(←転職前の有給休暇消化中で日中の時間があった)を週に3日。
これを2か月間。
というわけでざっくり100時間といったところでしょうか。
100時間と書くとすごくたくさん勉強したような響きになってしまいますが、
早めに対策を始めてゆるやかに勉強していけば、日々の負担はあまり大きくないと思います。もともとワインが好きor勉強が得意な人なら100時間もやらなくて大丈夫かと思います。
ちなみに二次試験はすんなりとは行かず…(そのうち記事にします)
もし今年、独学で試験を目指してみようと思っている方がいましたら、ご参考まで。
それでは皆さま、本日も素敵な一日をお過ごしください。